登録経理試験の実施機関として国土交通大臣の登録を受け、
一般財団法人建設業振興基金が実施する検定試験です。
建設業経理検定には1~4級まであり、
1級・2級・・・建設業経理士検定試験
3級・4級・・・建設業経理事務士検定試験
と、級によって試験の名称が異なります。
試験時期は1級・2級は年2回(9月、3月)、3級・4級は年1回(3月)となり、
宮崎県では宮崎市内で受験することができます。
この検定試験については、ホームページにこのように説明があります。
1級、2級合格者は、公共工事の入札可否の判断の資料となる経営事項審査の
評価対象の1つになっています。
つまり、会社の業態によっては是非とも欲しい資格であり、
あったら有利という資格とは少し異なる性質がある資格とも言えます。
では、合格率を2級を参考に見てみます。
受験者数 合格者数 合格率
第20回(平成28年 9月11日実施) 8,343 4,241 50.8%
第21回(平成29年 3月12日実施) 8,196 2,781 33.9%
第22回(平成29年 9月10日実施) 8,616 3,206 37.2%
第23回(平成30年 3月11日実地) 8,709 3,895 44.7%
第24回(平成30年 9月9日実地) 7,884 2,655 33.7%
安定して合格率60%前後をキープしている3級と異なり、
実施回によってばらつきが大きくなっているのがわかります。
私の経験から、
簿記の知識がない方が独学で建設業経理検定の受験を考えているなら、
いきなり2級の受験はおすすめしません。
私は建設業経理士2級の受験前に、
日商簿記3級を受験してから試験にのぞみました。
日商簿記3級に出てくる用語と、
建設業経理検定で出てくる用語は違いますが、
簡単な簿記がわからないとまず2級の内容は理解できません。
とはいえ、
建設業経理検定を受けるために、日商簿記3級を受けた方がいいですよ!
と言っているわけではありませんので、そこは誤解のないようお願いします。
あくまで経理未経験者が2級を受験するなら、
このくらいの知識は必要ですよという目安みたいなものだと思ってください。
これまでに簿記を勉強したことがある方や、
実務で経理を担当している方などは、
今からでも試験対策をすれば大丈夫なはずですから、
これからの約3か月、合格目指してぜひ頑張ってください!
ただいまリステージプラスでは、
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詳しくは建設業経理士2級対策講座の開催が決まりました!にも書いていますので、
こちらもあわせてご覧ください。
(平山)