- ITパスポート試験とは?
ITパスポート試験を知らない方も多いかもしれませんが、
この試験は情報処理技術者試験の区分の1つで、
「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験です。
平成30年度の応募者は107,172人と、
平成21年の開始以来、受験者は右肩上がりに増加中です。
どのような試験であるかは試験実施機関のホームページに以下のようにあります。
(ITパスポート試験を略してiパスと言います)
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできるIT力が身につきます。
引用元:ITパスポート試験 iパスとは
- 試験内容・出題範囲
項目 | 内容 |
---|---|
試験時間 | 120分 |
出題数 | 小問:100問 |
出題形式 | 四肢択一式 |
出題分野 |
ストラテジ系(経営全般):35問程度 マネジメント系(IT管理):20問程度 テクノロジ系(IT技術):45問程度 |
合格基準 |
総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること
総合評価点
分野別評価点 |
平成30年度のデータで見る合格率などは以下のとおりです。
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
107,172人 | 95,187人 | 49,221人 | 51.7% |
また、社会人と学生で分けて合格率を見ると、
社会人の合格率は63.9%、学生の合格率は36.7%となっています。
(平成31年4月のデータ)
試験結果は試験終了後の画面で確認できるので、
合否の目安はその時に知ることができますが、
基準を満たしていればその場で合格ということではないようなので注意が必要です。
以下をご覧ください。
Q : 試験終了後に受験者端末に表示される試験結果と、後日発表される合格発表は異なるのですか?
(受験者端末に表示される試験結果が合格基準を満たしていた場合、その時点で合格となるのですか?)
A : 受験者端末に表示される試験結果が合格基準を満たしていても、その時点で合格とはなりません。 経済産業大臣が合格者を決定します。 経済産業大臣による合格者の決定後、合格者の受験番号を官報に掲載するとともに、ITパスポート試験のホームページに掲載します。
試験申込はホームページからのみ受け付けているようです。
ただし、学生の方は学校単位で申込をしているかもしれないので、
一度学校に確認をされてみてくださいね。
実際に受験した私の感想ですが、
どの試験にも言えることですが、出題範囲などは適宜見直しされるので、
参考書は最新版を使うことをおススメします。
私は以前購入していた参考書で勉強しましたが、
合格はしたもののやはり網羅できていない部分があったように感じました。
余裕を持って試験に臨みたいなら最新版がベストです。
余談ですが、日商簿記検定試験も出題範囲の改定がありましたので
これから受験される方は最新版の参考書を購入されるようお気を付けください。
今後受験予定の方はもちろん、興味はあるけど受験は…と迷っている方は、
一度過去問題を見てみると試験の感じがつかめると思います。
試験内容などの詳細については以下からご確認ください。
(平山)